『誰よりも狙われた男』と『ワルキューレ』

ジョン・ル・カレの『誰よりも狙われた男』(原題: A Most Wanted Man) 読書中。フィリップ・シーモア・ホフマン主演の映画版がかなり良かったので原作も。ル・カレを初めて読む。ちなみにこの映画版がフィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作。良い俳優だった。『カポーティ』とか映画館で見たなあ。スパイク・リーの『25時』での脇役も好きだった。

 

誰よりも狙われた男』の舞台はドイツのハンブルグ。主人公(の一人)バッハマンはドイツ人の熟練のスパイ。だから当然小説ではドイツ語を話している設定。一方映画だと、フィリップ・シーモア・ホフマンがバッハマンを演じていて、英語を話している。映画もフィリップ・シーモア・ホフマンも素晴らしいのだけれど、ドイツ語話者による映画版が見たかった。

 

ドイツ語で見たかった映画と言えば、トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』とかも。この中ではトム・クルーズが実在したドイツ軍人を演じているのだけれど、どう見てもイーサン・ハントにしか見えない(笑)。しかも他のドイツ人将校の多くを(なぜか)Britishが演じている。ビル・ナイとかケネス・ブラナーとかテレンス・スタンプとかトム・ウィルキンソンとか。おいおいBritishじゃん。

 

今日は一日中雨だった。膝の痛み(というか張り)はかなり和らぐ。夕ご飯は、かんぱちのタタキ。ご飯を一合炊く。冷や奴とビール。刺身包丁が欲しい。数学は二項定理から多項定理へ。